育児の基本!これだけは抑えて

育児

初めての育児で何に気をつければいいかわかない人も多いでしょう。

赤ちゃんはデリケートで大人と同じように接してしまうと病気や怪我につながる場合もあるので最低限の知識は夫婦で身につけましょう。

研究員
研究員

夫が頼りないと奥さんも育児を任せるのが心配で、落ち着いて休むこともできませんよ

この記事では、育児で最低限は知っておくべき基本について書こうと思います。

初めての育児で心配な方や、奥さんに頼られたい旦那さんなどはぜひ立ち寄ってください。

1. 授乳・栄養管理

母乳・ミルクの頻度

赤ちゃんの胃は小さく頻繁に食事を必要とします。新生児の場合は2時間程度で消化してしまいます。

また、母乳やミルクの量は月齢ごとに変わります。個人差や体調によっても変わりますので、赤ちゃんに合わせた食事をしましょう。

生後0~1か月(新生児期)

  • 母乳:1回あたり10~20分程度、1日8~12回。赤ちゃんの欲しがるタイミングで与える(頻回授乳)。
  • ミルク:1回60~120mlを1日7~8回(約3時間おき)。
    • 胃が小さいため、頻繁に少量を与える必要があります。

生後2〜3ヶ月

  • 母乳:1回あたり10~15分程度、1日6~8回。授乳間隔が少しずつ空く。
  • ミルク:1回120~150mlを1日6回程度(約4時間おき)。
    • 赤ちゃんの消化機能が発達し、飲む量が増えます。

生後4〜5ヶ月

  • 母乳:1回10~15分程度、1日5~7回。授乳間隔がさらに空く。
  • ミルク:1回150~200mlを1日5回程度。
    • 赤ちゃんの体重増加や満腹感が持続することで授乳回数が減少します。

生後6ヶ月

  • 母乳:1日4~6回程度。
  • ミルク:1回200ml前後を1日4~5回。
    • 離乳食がスタートする頃ですが、母乳やミルクは主要な栄養源として引き続き必要です。

生後7〜8ヶ月

  • 母乳:1日4~5回程度。
  • ミルク:1回200ml前後を1日3~4回。
    • 離乳食が進むにつれ、授乳回数や量が少しずつ減ります。

生後9〜12ヶ月

離乳食が3回食になる頃には、母乳やミルクは補助的な栄養源に。

  • 母乳:1日3~4回程度。
  • ミルク:1回200ml前後を1日2~3回。

離乳食を始めるタイミング

生後5~6か月頃が目安です。以下のサインを目安にしてください

  • 首がしっかりすわり、支えなしで座れるようになる。
  • 舌で食べ物を押し出さなくなる(舌の運動が発達)。
  • 食べ物に興味を示し、大人の食事を見て口を動かす。

離乳食初期の注意

赤ちゃんの反応を見ながら少しずつ量を増やし、野菜やタンパク質(豆腐、白身魚)を試していきます。

初めは1日1回、10倍粥(つぶしたお粥)を小さじ1から始めます。

ゲップをさせる理由

赤ちゃんは咀しゃくや嚥下機能(飲み込む力)が未熟なため、哺乳時に空気を飲み込みやすく、胃や腸に空気が溜まりやすくなります。

ゲップをさせずに寝かせると、胃の中に空気がたまり、ミルクと空気を一気に吐いてしまうことがあります。

吐いたミルクが気管に詰まったりしてしまう危険があり、腹痛や便秘の原因にもなるので、食べた後はゲップをさせましょう。

寝かしつけ

仰向け寝を基本に、固めのマットレスを使用。布団やおもちゃは赤ちゃんの顔周りに置かないようにしましょう。

安全な睡眠環境を整えることで窒息や乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクを下げるためことができます。

赤ちゃんにとって最初は昼夜の区別がつかないため、昼間は明るく、夜は静かにしてリズムを作ってあげましょう。

生活リズムが整うと赤ちゃんの睡眠が安定し、親も休みやすくなります。

3. スキンケア

オムツ交換はこまめに行いましょう。湿気や排泄物が肌に触れると、赤ちゃんの敏感な肌が炎症を起こしやすいためです。

また、乾燥しないように適切な保湿を行いましょう。

赤ちゃんの皮膚は薄くバリア機能が未熟なため、清潔と保湿で肌トラブルや乳児湿疹を防ぐ必要があります。

4. 体温管理

赤ちゃんにとって適切な室温は20~25℃、湿度は40~60%が理想です。衣類は赤ちゃんが汗をかかない程度に調節してあげましょう。

新生児は体温調節が未熟で、環境の影響を受けやすいです。適切な室温や衣類の調節をしないと、体が冷えたり過熱したりする危険があります。

また、体温測定を行いましょう。赤ちゃんの平熱(36.5~37.5℃)を知り、熱がある場合や機嫌が悪い場合は病院に相談を検討しましょう。

体温測定は病気の早期発見に役立ちます。熱があればすぐに適切な対応を取るため。

5. 泣く理由を理解する

赤ちゃんはお腹が空いた、眠い、オムツが濡れている、不快感があるなどで泣きます。

原因を一つずつ確認し、落ちつて対応しましょう。

泣くことは新生児が自分の不快感を伝える唯一の方法です。泣き止ませることよりも、何が原因かを探ることで赤ちゃんが快適に過ごせるようになります。

6. 予防接種・健康管理

予防接種スケジュールを確認しておきましょう。(例:BCGやロタウイルス)。

免疫力が弱い新生児を感染症から守るため、予防接種は必須です。

定期的に健康診断を受け、成長具合をチェックしましょう。

健康診断では体重や身長の増加などが適切か確認し、早期に異常を発見することができます。

7. 親の体調管理

親の体調管理も重要です。

睡眠不足や疲労は育児のストレスを増大させます。親が元気でいることが、赤ちゃんの安心感や安全な育児につながります。

赤ちゃんが寝ている間に親もハメを外すのは程々に休むようにしましょう。

研究員
研究員

あかちゃんには感情が伝わりやすので、適度なストレス発散は大切です。夫も妻に任せっきりだと妻の疲労が子どもに伝わるので積極的な育児を行いましょう。

8. 地域の育児支援を利用

子育ての悩みや、不安なことがあったら子育て支援センターや保健師の相談窓口を利用すると、悩みを解消できることがあります。

地域の育児支援センターや保健師は専門的な知識を持っている育児の悩みを気軽に相談できる場所です。周りに相談できる人がいない場合はとても心強いです。

他のママ友やパパ友との交流も、孤立感を軽減します。

周りに相談することは恥ずかしいことではないので抱え込まずに誰かに相談しましょう。

助手
助手

特に初めての育児では、不安や戸惑いが多いですが、赤ちゃんのペースに合わせて焦らず進めることが大切ですね!

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